幸せひとつ







幸せふたつ







幸せみっつ





アナタと見つけられた幸せは何個あるの?


















「光、今日元気ないな」



「…え?」



「嫌な事でもあったん?」



















鈍より雨が降りそうな雲。


湿気で蒸し暑い部屋。


学校が終わったと同時に訪れた恋人の部屋。


エアコンも付けないで黙々と机に向こう恋人をじっと見つめる。


構って欲しいけど、邪魔しちゃいけない。


相反した想いが心を埋め尽くす。


コンポから流れ出すのはいつか俺が好きだと言っていた楽曲。

















「そんな事ないです、よ?」


「嘘や」


「…なんでですか」


「此処来て、一回も笑ってへんやん」





















机の上に散らばる大学の課題だと思われるプリント。


入れられて数分放置されたブラックコーヒー。


何もかもが俺の知らない空間。


この部屋も、俺が知らなかった空間。






















「大学、忙しいんでしょ」


「ぼちぼち」


「嘘ばっか」


「光…、」
















呆れた顔して、名前呼ばれても嬉しくもなんともない。


不安と嫌悪で今にも潰れてしまいそうだって事、知らないくせに、善人者。










「ダル…っ」


「おま、泣かんくてもええやろ!」


「泣いてへんし」


「お前は俺にどないせぇ言うねん。訳解らへんわ」













刺々しい言葉たち。








付き合いたての頃はそうでもなかったのにね。


どうして人間は変わっていくの?


どうして人間は変わらなくちゃいけないの?





















愛しくて苦しくて悲しくて寂しくて










壊れていく   僕   。















「なら別れます?」


「今そんな話しとるんとちゃうやろ」


「そうやないですか。謙也さん俺と居ったら疲れるんでしょ?疲れるんやったら俺と居らへん方がええやないですか」










もう戻れないなら、戻らなきゃいい。


折り合えないなら、壊してしまえばいい。










「やっぱ可笑しいやんけお前」




「何処が?」













歪んだ笑顔で、僕は彼方を見つめます。






















「      、」



























想うほど、祈るほど、寂しさは募るけど









愛しくて、切なくて、



でも君が幸せであるように















た だ 僕 は 願 う の で す 。















そう想うけれど、それと同じように彼方も



















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さんがつじゅうななにち、ぼくはこわれました。

こくはくしました。

でもこわくなどありません。

なぜならばぼくのだいすきなひとがずっとぼくの0305ばにいてくれるとやくそくしてくれたからです。

ぼくはぜったいにうらぎらないとやくそくしてくれたこのみぎうでだけあればきっといきていけます。

でも、よくめをいえばかれのすべてがほしいのでいまはいまのじょうたいのままいいのです。

0504ぇ、やくそくやぶったらはりせんぼんだからね?

しあわせなんてひとそれぞれなんだから、よそみしちゃぜったいにだめ。

ぼくのそばでずっとずーっとわらっていてね。

ね、060202010903。